住宅街

中古マイホームのメリットとデメリットを解説!

マイホームは、注文、建売そして中古の3つに分類されます。中古マイホームの最大のメリットは価格の安さにあり、さらに交通の利便性が良い、居住面積が広いなどの物件を選べる可能性が高いです。実物がすでにあるため、自分の目で確認することができます。周囲の環境を確認して生活のしやすさも把握することができるでしょう。費用面では新築の2割から5割程度価格が安くなることが多く、特に木造住宅は築20年で価値がほぼなくなると言われています。

費用が安い分自分でリノベーションして、設備を最新のものに入れ替えることもできるでしょう。家そのものを安く購入し、好きにリノベーションすることができるため、新築とさほど変わらない住宅性能を持たせることができるのもメリットの一つです。

中古マイホームのデメリットには、すでに建てられた住宅を購入するため住宅維持費が高くなることが挙げられます。どのくらい古いかによっても異なりますが、住宅の設備が故障したり木造住宅では床の強度が弱くなったりしていることがあり得るのです。安全に暮らすためには修繕工事をする必要があるほか、外壁の塗装も行わなければ中に水が入るなど不具合が生じてしまうこともあります。安く購入した分維持費によって新築と同じくらいかかることもあるため、築年数もしっかりと考えることが大切です。

このほかのデメリットとして、耐震性が低い可能性が考えられます。建築基準法は旧耐震基準と新耐震基準とがあり、現在は基準が混在している状況です。耐震性の基準によって安全性だけでなく税金にも大きく影響するため、中古のマイホームを購入する場合は耐震性の基準について不動産会社に確認をしなくてはなりません。

中古マイホームの場合、一軒家だけでなくマンションを検討することも多いでしょう。マンションのメリットは、新築時にかかることが多い修繕積立基金や水道負担金はかからないため、その分の費用を抑えられることが挙げられます。さらに、実物を目で確認できるため、共有部分の掃除や整理整頓、住居人の様子、管理の状況を把握することが可能です。

デメリットとしては、設備を新しく変えることができるとはいえ、場合によって設置できないことが挙げられます。窓サッシなど共用部分となっている部分は勝手に手を加えることができません。さらに、修繕費用も影響することがあり、マンションではこの修繕積立金は築年数が経つと高くなることが多いです。また、仲介会社を通すと仲介手数料がかかります。