住宅街

マイホームは注文住宅と建売住宅のどちらがお得?

マイホームには注文住宅と建売住宅があります。建売住宅はハウスメーカーが販売用として建築した家ですが、注文住宅は自由に設計をして一から作り上げていく家です。建売住宅の場合は土地を選べない点が最大のデメリットですが、さらに間取りや設備もすでに設置されているので変えることはできません。ただし、すでに出来上がっているものを購入するため時間がかからず、さらに価格も安いことが多いです。

注文住宅は一から作り上げていくため、自分好みの家にすることができます。好きな間取りにすることができるほか、設備もグレードアップさせることが可能であるため、満足度が大変高いです。しかし、デメリットとしてオリジナリティあふれる家のため費用が高くなる傾向が多く、さらに出来上がるまでの時間も長くなるという点が挙げられます。

注文と建売のマイホームのどちらが得かはその人の考え方によるでしょう。建売の場合は現物を見てから購入できるため安心感がありますが、注文の場合は自分の思い通りの家を建てることができます。資金面で見た場合、建売住宅の方が購入の流れが大変簡単であり、資金計画が立てやすいです。費用も注文住宅よりもかなり抑えることができ、予定外の追加費用が生じることもないため、お得に購入することが可能になります。

税金面では土地や建物に毎年課税される固定資産税があります。条件によるものの建物の固定資産税は新築後3年間が半分となります。建売住宅では完成してから2年で取得した場合、税金が軽減されるのは残りの1年のみです。そのため、より税金を軽減するためには、建売がいつ建てられたものかを把握することが大切になってきます。

また、住宅の保証にはいくつか種類がありますが、瑕疵保険の場合新築は10年の保証がついています。建売は新築後2年以内に売却されなければ中古住宅の扱いとなり、保証期間が5年と短くなってしまうのです。さらに、お風呂やキッチンなどの設備もメーカー保証は1年ほどであるため、いつに売却されたかによって残りの期間が決まります。建てた期間によってはすでにメーカー保証外となることもあり、修繕費がかさむこともあり得るでしょう。

一般的に建売住宅の方が費用を抑えることができ、入居までの期間も短くて済むためお得ですが、保証や固定資産税を考えた場合は若干注文住宅の方がお得になります。建売を検討している場合は、家を建ててからどのくらいの期間が経っているのかを事前に把握しておくと良いでしょう。