住宅街

アイフルホームを選ぶ際に気を付けるべき事とは?

家と電卓と虫眼鏡

ローコスト住宅として有名なアイフルホームはLIXIL住宅研究所が運営している会社です。フランチャイズ制を導入した企業としても知られており、代理店は全国に約200店舗ほどあります。低価格な住宅を建てることができるのは、アイフルホームの母体がLIXILであるためです。そのため、設備を直接買い付けることができ、さらにフランチャイズにより中間マージのコストカットが可能になりました。

さらに、フランチャイズ制とはいえ商品の管理はすべて本部が行っています。設備が統一されているのはもちろんのこと、施工や設計に関しては共通のマニュアルがあり、効率よく資材や建材を仕入れることが可能です。また、アフターフォローも万全であり、200項目以上ある品質検査を厳しく行っている特徴があります。引き渡し後も30年間ほどはデータを保管しているため、メンテナンスやリフォームの際に情報を活用することが可能です。

アイフルホームは最新のLIXILの設備を導入しているため、火災と地震に強い家を建てることができるメリットがありますが、一方で注意点もあります。アイフルホームの注意点は、きちんとした企画プランが設定されており、そのプランから外れることはないため自由度が低いことです。さらに、間取りも寸法が決められていることが多く、自由に変更することはできません。

また、フランチャイズ制であり品質が管理されているなど良い面も多い反面、アイフルホームの傘下であっても工務店の腕が悪いと納得のいく住宅が完成しない可能性があります。アイフルホームの評判で多いのが、工務店の対応が悪い、問い合わせをしてもなかなか返事を返してくれないなどの不満です。地域の工務店次第で気持ちよく住宅を建てることもできれば、そうでないこともあり、工務店によって評判が分かれています。

アイフルホームを建てる際に工務店の情報を調査することはできますが、選ぶことはできません。建物そのものに不満はないものの、営業や工務店、現場監督によってアフターフォローのサービス面でばらつきがあります。さらに、フランチャイズに登録している工務店の経営状態が悪くなった場合、倒産する可能性もあるでしょう。実際にアイフルホームで建てたものの、家を建ててから3年でフランチャイズ登録している工務店が倒産してしまい、保証がすべてなくなってしまったケーズもありました。そのため、保証がなくなるリスクがあることを事前に理解することが大切です。